資格を取る① 〜宅地建物取引士〜
先日、10月に行われた「宅地建物取引士」いわゆる「宅建士」の資格試験の合格発表があり、無事に合格することができました。
今年の宅地建物取引士資格試験は、コロナの影響により10月と12月の2回に分けて試験が行われることになりました。私は早々に願書を提出したことから10月開催の方で受験することになりました。
10月実施の宅建試験ですが、全国の実施結果は、申込者206,461人に対して受験者数168,989人(81.85%)、合格者数29,728人で合格率は17.6%というものでした。
今回の試験に関しては、試験後のネットへの書き込みなど見ていると、「易しかった」という意見がチラホラあり、実際合格基準点も38/50点と高めであったため、難易度としては標準的なものとしながらも、取れるところをしっかり取れていた人が合格できたのではないかと思います。
実際に受験した感想としては、やはり序盤の問題でつまずいてしまい、それを後の問題まで引きずってしまった方は冷静に回答できず、基本的なことを問われた問題なども落としてしまっただろうと思います。見切りをつけられる問題は早々に見切りをつけ、確実に取れる問題に集中できたらしっかり加点できたのではないかと感じます。
私自身は自己採点で40/50でしたが、やはり合格発表の日に自分の番号を見るまでは不安があったのも事実です。
さて、今回の宅建士試験についてですが、私自身がこの資格に挑戦した理由は先の記事に書きましたが、受験するにあたって自身に課したルールがあります。
なぜ挑戦したのか?はこちらから↓
宅建試験を受験するルール。
一つ目は独学で行うこと。二つ目は今年限り1回だけの挑戦にすること。
独学で行うことについては、まず第一に時間的な制約があることが理由の一つです。仕事と学校と、そこに宅建士のスクーリングなんてとてもじゃないけど時間が取れない。しかも建築施工管理技士の資格試験の勉強も並行して行う予定だし。
コロナ禍の影響で学校の方がオンライン授業になり、時間的な余裕ができたので資格試験に挑戦しようと考えたことは確かですが、そのために新たに何か受講するということはまず無理なので、とにかく独学で計画的に勉強することにしました。当然、金銭的な問題も大きかったわけではありますが。
独学での資格試験の勉強については、自分なりの方法を確立しているところがあるので比較的スムーズに取り掛かることができました。介護支援専門員の資格試験での経験がここでも生きたように感じます。
基本的には一度「参考書」というかいわゆるテキストを流し読みし、その後はとにかく問題集を解きすすめ、分からない部分をその都度調べる。最初の流し読みでは別に覚えようとするのではなく、「こんなことがあるのね〜」くらいの感じで読むくらいにしておいて、問題に取り掛かったときに、「あ、なんかこんなこと書いてた気がする」程度のレベルで覚えていたらラッキー、くらいの感じです。
問題集はたくさん用いず、必要最低限を複数回行うこと。今回は問題集、参考書を合わせて3冊だけ購入しました。
LECさんの「宅建士合格のトリセツ」の基本テキストを読み、基本問題集を解く。分野別に苦手な所は基本テキストを見直しながら問題集を重点的に解き直す…を繰り返し続けました。
試験1ヶ月前になって、「実践形式の問題をやっていない!」と慌てて「直前予想模試」を購入。こちらも3回通して行い、分からないこと、新しい情報などを調べながら取り組みました。
宅建試験用のテキストは色々な会社からたくさん出ていますが、私はこちらのテキストが自分に合っていたみたいで良かったです。他を見ていないので、比較は出来ませんが。
そして二つ目のルール、今年限りの受験にすること。
資格試験を受けるにあたって、「今年ダメだったら来年頑張ろう」は禁句だと思っています。同じ内容をまた1年勉強する、というのはモチベーションの維持が極めて難しいので、結局翌年受けるときにも同じことを繰り返す可能性が高いです。
私自身は以前、医者を目指して医学部の学士編入試験や一般入試(いわゆるセンター試験から受けるやつ)に5年間くらい挑戦していたことがありましたが、ハッキリ、終盤は惰性でやっていた感も否めません。その経験からも、とにかく次はない、今年限りと決めて挑戦することにしたのです。
さらに来年の受験の時期には、学校の方が忙しくなり、さらに就職活動などその他のことも大きく動き出している頃だと思われるので、精神的にも肉体的にも2度目の資格試験に挑める状態ではない可能性が高いです。
それらのこともあり、今年だけと決めていたこともあります。
兎にも角にも、なんとか一つクリアできて、ホッとしています。
今年掲げた、「資格を二つ取る」という目標の一つは達成です。もう一つの資格試験、「2級建築施工管理技術検定」も11月に終わっていますがこちらの合格発表は来年1月末。こちらは正確には資格獲得の条件を満たすことはないのですが、こちらについてはまた後日記事にします。
そして、また新たな資格獲得に向け勉強開始していきます。